サッカー日本代表2022全日程と結果まとめ!カタールW杯の軌跡
2026年北中米ワールドカップを迎えた現在もなお、日本サッカー史の決定的な転換点として語り継がれるのが「2022年」です。下馬評を覆し、ワールドカップ歴代王者のドイツとスペインを相次いで撃破したあの熱狂は、日本中を歓喜の渦に巻き込みました。
しかし、あの歓喜は決して偶然の産物ではありませんでした。年明けのアジア最終予選の崖っぷちから始まり、6月・9月の過密な強化マッチ、国内組で挑んだE-1選手権、そしてカタールでの本番に至るまで、緻密に積み上げられた過酷なスケジュールが存在したのです。本稿では、森保ジャパンが戦い抜いた2022年の全日程と対戦カード一覧、試合結果速報の記録を振り返り、日本代表が残した歴史的足跡を詳細に紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2022年の森保ジャパンはアジア最終予選から本大会まで計18試合を戦い、11勝3分4敗の戦績を残した
- 要点2:カタールW杯ではドイツ戦・スペイン戦の逆転劇で「死の組」を首位通過し、世界に特大のサプライズを与えた
- 要点3:テレビ地上波中継に加え、ABEMAによる全64試合無料生中継がスポーツ観戦の新時代を切り拓いた
【時系列年表】2022年サッカー日本代表の全日程・対戦カード一覧と試合結果速報
2022年の日本代表は、1月のアジア最終予選再開から12月のワールドカップ決勝トーナメント敗退まで、年間を通じて濃密な国際Aマッチを戦いました。本大会直前のカナダ戦を含む、全18試合の公式記録は以下の通りです。
| 日程(日本時間) | 大会・フェーズ | 対戦カード | 試合結果 | 会場・開催都市 |
|---|---|---|---|---|
| 1月27日 | アジア最終予選 第7戦 | 日本 vs 中国 | ○ 2-0 | 埼玉スタジアム2002 |
| 2月1日 | アジア最終予選 第8戦 | 日本 vs サウジアラビア | ○ 2-0 | 埼玉スタジアム2002 |
| 3月24日 | アジア最終予選 第9戦 | オーストラリア vs 日本 | ○ 2-0 | スタジアム・オーストラリア(シドニー) |
| 3月29日 | アジア最終予選 第10戦 | 日本 vs ベトナム | △ 1-1 | 埼玉スタジアム2002 |
| 6月2日 | キリンチャレンジカップ2022 | 日本 vs パラグアイ | ○ 4-1 | 札幌ドーム |
| 6月6日 | キリンチャレンジカップ2022 | 日本 vs ブラジル | ● 0-1 | 国立競技場 |
| 6月10日 | キリンカップサッカー2022 | 日本 vs ガーナ | ○ 4-1 | ノエビアスタジアム神戸 |
| 6月14日 | キリンカップサッカー2022 | 日本 vs チュニジア | ● 0-3 | パナソニックスタジアム吹田 |
| 7月19日 | E-1サッカー選手権 第1戦 | 日本 vs 香港 | ○ 6-0 | 茨城県立カシマサッカースタジアム |
| 7月24日 | E-1サッカー選手権 第2戦 | 日本 vs 中国 | △ 0-0 | 豊田スタジアム |
| 7月27日 | E-1サッカー選手権 第3戦 | 日本 vs 韓国 | ○ 3-0 | 豊田スタジアム(優勝) |
| 9月23日 | キリンチャレンジカップ2022 | 日本 vs アメリカ | ○ 2-0 | デュッセルドルフ・アレーナ(ドイツ) |
| 9月27日 | キリンチャレンジカップ2022 | 日本 vs エクアドル | △ 0-0 | デュッセルドルフ・アレーナ(ドイツ) |
| 11月17日 | 国際親善試合 | 日本 vs カナダ | ● 1-2 | アルマクトゥーム・スタジアム(ドバイ) |
| 11月23日 | カタールW杯 グループE第1戦 | ドイツ vs 日本 | ○ 2-1 | カリファ国際スタジアム(ドーハ) |
| 11月27日 | カタールW杯 グループE第2戦 | 日本 vs コスタリカ | ● 0-1 | アフメド・ビン・アリ・スタジアム(アル・ライヤン) |
| 12月2日 | カタールW杯 グループE第3戦 | 日本 vs スペイン | ○ 2-1 | カリファ国際スタジアム(ドーハ) |
| 12月6日 | カタールW杯 ラウンド16 | 日本 vs クロアチア | △ 1-1(PK 1-3) | アル・ジャヌーブ・スタジアム(アル・ワクラ) |
年初のアジア最終予選の緊迫した局面から、6月・9月の欧州・南米勢とのテストマッチ、そして11月のカタール本大会へと、チームが段階を踏んで洗練されていった過程が一目で分かります。
崖っぷちからの本戦切符|2022年前半のアジア最終予選日程と劇的ドラマ
2022年のスタートは、まさに背水の陣でした。前年秋の最終予選序盤でオマーン、サウジアラビアに敗れ、森保一監督の解任論が過熱する中で迎えた1月のホーム2連戦。ここでチームは中国に2-0、首位のサウジアラビアにも2-0と盤石の完封勝利を収め、勝負強さを取り戻します。
ハイライトとなったのは、3月24日に敵地シドニーで行われたオーストラリア戦です。勝てば7大会連続のワールドカップ出場が決まる大一番、激しい雨の中でスコアレスのまま迎えた終盤、途中出場した三笘薫が89分と後半アディショナルタイムに電光石火の2ゴールを奪取。敵地で劇的な勝利を飾り、カタール行きの切符をもぎ取りました。続く最終戦のベトナム戦(1-1)を経て、日本はグループBを2位で突破し、激動の予選を完結させました。
強化と選考の試金石|キリンチャレンジカップ2022&E-1サッカー選手権の軌跡
本大会出場決定後の初夏から秋にかけては、チーム戦術のブラッシュアップと過酷なサバイバル選考が展開されました。6月の「キリンチャレンジカップ2022」および「キリンカップサッカー2022」では怒涛の4連戦を消化。新国立競技場に満員の観衆を集めたブラジル戦では、ネイマールのPKによる失点で0-1と惜敗したものの、世界トップ基準の守備強度を体感する貴重な経験となりました。
7月に国内で開催された「EAFF E-1サッカー選手権」では、欧州組を招集できない制約のなか、国内組を中心としたスカッドで挑みました。初戦の香港戦を6-0で圧勝、中国戦をスコアレスドローで終えた後の最終戦・韓国戦で3-0と完勝。見事に大会制覇を成し遂げ、相馬勇紀や町野修斗らが本大会メンバーへの滑り込みをアピールする契機となりました。
9月にはW杯のベースキャンプ地に近いドイツ・デュッセルドルフで親善試合2試合を実施。仮想ドイツ・スペインとして臨んだアメリカ戦に2-0で快勝し、エクアドル戦を0-0で引き分けたことで、強固なブロック守備と高速カウンターの戦術的ベースが確立されました。そして11月1日、運命の日本代表メンバー発表が行われ、従来の23人から拡大された登録26人の精鋭が決定。本大会直前のカナダ戦(1-2で敗戦)を経て、決戦の地カタールへ乗り込みました。
【死の組の奇跡】カタールワールドカップ2022全4試合の激闘と詳細データ
世界中のメディアが「日本がグループリーグを突破するのは不可能」と評したグループE。しかし、森保ジャパンは歴史の常識を覆しました。世界を震撼させたカタール本大会の全4試合を振り返ります。
第1戦:ドイツ戦結果(11月23日 22:00〜 ○ 2-1)
前半にPKを献上して0-1で折り返した日本。後半、森保監督は3バックへの変更と攻撃的カードの投入という勝負手を打ちます。75分に堂安律がこぼれ球を押し込んで同点に追いつくと、83分には板倉滉のロングフィードに抜け出した浅野拓磨が超絶トラップからニアハイを打ち抜き逆転。優勝4回を誇る大国ドイツを相手に、ワールドカップ史上に残る「ドーハの歓喜」を成し遂げました。
第2戦:コスタリカ戦結果(11月27日 19:00〜 ● 0-1)
初戦の勢いに乗り、大幅な先発ターンオーバーを敷いて臨んだコスタリカ戦。引いて守る相手を崩しあぐね、終盤の81分に自陣のクリアミスからケイセル・フレールに痛恨の先制ゴールを許します。猛攻実らず0-1で敗戦となり、グループ突破の行方は最終スペイン戦へと持ち越されました。
第3戦:スペイン戦結果(12月2日 4:00〜 ○ 2-1)
勝つしかない状況で迎えた無敵艦隊スペイン戦。前半11分にモラタのヘッドで失点し崖っぷちに立たされたものの、ハーフタイム明けの選手交代が試合を一変させます。48分に堂安律の強烈なミドルシュートで追いつくと、そのわずか3分後、世界中で大論争を巻き起こした「三笘の1ミリ」が生まれます。ゴールライン際ギリギリで折り返したクロスを田中碧が押し込んで逆転。スペインの猛攻を耐え凌ぎ、堂々の首位通過を決めました。
ラウンド16:クロアチア戦結果(12月6日 0:00〜 △ 1-1 / PK 1-3)
悲願の「新しい景色(ベスト8進出)」を懸けて挑んだ前大会準優勝のクロアチア戦。前半43分に前田大然のゴールで先制するも、後半にペリシッチのヘディング弾で追いつかれ、120分の激闘の末にスコアは1-1。迎えた運命のPK戦では、相手守護神リヴァコヴィッチの神がかり的なセーブに阻まれ1-3で敗戦。歓喜と悔しさが交錯する中、世界中から賞賛を受けながら大会を去ることとなりました。
メディア環境の転換点|テレビ放送日程と「ABEMA無料生中継」がもたらした熱狂
2022年のサッカー日本代表を語る上で欠かせないのが、視聴環境の劇的なパラダイムシフトです。地上波のテレビ放送日程はNHK、テレビ朝日、フジテレビの3局が分担して生中継を担当。特にドイツ戦(NHK)とコスタリカ戦(テレビ朝日)は高視聴率をマークし、深夜のスペイン戦(フジテレビ)も驚異的な占拠率を記録しました。
さらに社会現象を巻き起こしたのが、インターネットテレビ局「ABEMA」による全64試合の無料生中継です。移動中や深夜帯でもスマートフォンやタブレットで高画質配信をストレスなく視聴できるインフラを提供し、クロアチア戦ではアクセス集中による一時的な入場制限を実施するほどの熱狂を生みました。解説を務めた本田圭佑の軽妙かつ戦術的洞察に満ちたリアルな語り口は、既存のサッカーファンだけでなく普段サッカーを観ないライト層まで虜にし、日本のスポーツ中継のあり方を永遠に変えました。
【サッカー日本代表 日程 2022】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:カタールW杯2022におけるサッカー日本代表の最終順位と全成績はどうでしたか?
A1:日本代表の最終成績はベスト16(9位)でした。大会通算の戦績は4試合を戦い、2勝1分1敗(PK戦は公式記録上は引き分け扱い)、得点5・失点4という堂々たる記録を残しました。
Q2:カタールワールドカップのメンバー発表はいつ、何人選ばれたのですか?
A2:公式発表は2022年11月1日に行われました。従来の登録枠23名から新型コロナ禍や過密日程を考慮して3名増員され、過去最多となる26名の選手が選出されました(大会直前に負傷した中山雄太に代わり町野修斗が追加招集)。
Q3:2022年に行われた親善試合やW杯のキックオフ時間は何時頃が多かったですか?
A3:国内開催のキリンチャレンジカップやE-1選手権は主に19:00〜19:30前後のゴールデンタイムでした。一方、カタールW杯本大会の日本戦は、ドイツ戦(22:00)、コスタリカ戦(19:00)、スペイン戦(早朝4:00)、クロアチア戦(深夜0:00)と、日本のファンにとっては夜間から早朝にかけての熱烈な観戦スケジュールとなりました。
まとめ:2022年の歴史的快挙が現在の日本代表に与えた決定的な影響
2022年という1年は、日本サッカーが「世界の強豪に胸を借りる側」から「正面から欧州・南米の列強を打ち破る実力者」へと脱皮を遂げた極めて重要なメルクマールでした。ドイツやスペインを戦術的柔軟性と選手層の厚さで打ち負かした経験は、世界中のトップクラブにおける日本人選手の市場価値を跳ね上げました。
大会後に森保一監督がW杯後の代表監督として史上初の続投を果たしたことも、この年の成果がいかに日本サッカー協会から高く評価されたかを物語っています。2022年に刻まれた全18試合の苦闘と歓喜の轍こそが、現在の日本代表が掲げる「ワールドカップ優勝」という大きな野心に向けた確かな土台となっています。 (出典: サッカー日本代表 日程 2022(Yahoo!ニュース))