五木ひろしは今何歳?圧倒的な歌唱力を保ち続ける半世紀の真実
五木 ひろし は 何 歳なのか――ステージのセンターマイクの前で拳を握り、驚異的な声量で劇場を満たすその姿を見れば、誰もが息を呑む。1948年3月14日生まれの五木ひろしは、現在78歳を迎えている。年齢を耳にして思わず耳を疑う観客は少なくない。背筋は定規を当てたように真っ直ぐ伸び、低音から艶やかな高音まで一切の揺らぎがない。
同世代の看板歌手たちが次々と引退や休業を選択する現実を前にしてもなお、ファンがネットの検索窓に五木 ひろし は 何 歳と打ち込んで確かめたくなる背景には、彼が放つ若々しいエネルギーへの純粋な驚きがある。半世紀以上にわたり日本の歌謡界の頂点に君臨しながら、歩みを止めない巨星の真実に迫る。
78歳の現在地とプロフィール詳細:半世紀を超える歌手生活の軌跡
京都府に生まれ、福井県三方郡美浜町で育った五木ひろし。その華々しいキャリアの裏には、苛烈な下積み時代が横たわっている。1965年に「松山まさる」としてデビューして以降、三條魔子、中川芳郎と芸名を変えながらヒットに恵まれない苦渋の歳月を過ごした。不遇の時代はおよそ7年。しかし、その蹉跌こそが後の鉄壁の基礎を築く土台となった。
転機は1971年、オーディション番組をきっかけに山口洋子と平尾昌晃のバックアップを受け、「五木ひろし」として再起を図ったことだった。背水の陣で挑んだこの再デビューが、日本のポピュラー音楽史を大きく塗り替えることになる。78歳となった現在もなお、ディナーショーから全国ホールツアーまで年間を通じて精力的にステージに立ち続けるバイタリティは、まさに驚異的だ。
衰えぬ圧倒的歌唱力の秘密と知られざる日常の健康哲学
多くの声楽家や音楽評論家が驚嘆するのは、加齢に伴う声帯の衰えを彼が完全にコントロール下に置いている点だ。一般的に70代を超えると肺活量の低下や声帯の萎縮によって高音の伸びが失われやすい。だが、五木の発声は今なお芯が太く、倍音の豊かさを失っていない。
その秘密は、アスリート顔負けのストイックな自己管理にある。デビュー以来、体重の増減をほぼ一定に保ち、何十年も前のステージ衣装がそのまま着用できる体型を維持している。本人が明かす日課は過酷だ。毎朝のストレッチと独自の呼吸法、冷たい飲食を徹底して避ける温度管理、そして公演前の入念な発声練習を一日たりとも欠かさない。「身体そのものが唯一の楽器である」というプロ意識が、70代後半にして現役屈指の音圧を生み出している。
『よこはま・たそがれ』から『千曲川』へ:日本レコード大賞を制覇した伝説
1971年にリリースされた『よこはま・たそがれ』は、それまでの演歌の枠組みを根底から揺るがした。哀愁を帯びつつも都会的で洗練されたアレンジと独特のこぶし回しは、瞬く間に日本全国を席巻。ここから彼の快進撃が始まる。
1973年には『夜空』で第15回日本レコード大賞を受賞。さらに1975年には抒情歌の最高峰と名高い『千曲川』で最優秀歌唱賞を獲得し、1984年の『長良川艶歌』で二度目となる日本レコード大賞の大賞に輝いた。大賞を複数回受賞した男性ソロ歌手は極めて稀であり、五木の名は歌謡曲黄金期の象徴として永遠に刻まれることとなった。
NHK紅白歌合戦50回連続出場の重みと勇退後の新たな挑戦
五木ひろしの足跡を語る上で避けて通れないのが、NHK紅白歌合戦における金字塔だ。1971年の初出場から2020年まで、前人未到の「50回連続出場」を達成した。大トリを務めること実に13回。まさに番組の歴史そのものを背負い続けてきた大黒柱だった。
50回という節目をもって自ら勇退を決断した際、音楽関係者の間には激震が走った。しかし、本人の視線はすでにその先をとらえていた。後進に道を譲りつつ、自らはジャンルの垣根を越えたコラボレーションやフェスへの出演など、より自由度の高い音楽表現へと舵を切ったのだ。NHKの歌番組をはじめとするメディアへの出演も続けながら、形式にとらわれない歌い手としての新境地を切り拓いている。
個人事務所「五木プロモーション」が拓く音楽産業の未来
独立して自身の個人事務所「五木プロモーション」を設立したことも、彼のキャリアにおける重要な転換点だった。巨大なプロダクションシステムに依存せず、自身の音楽活動や公演企画を自らの手でコントロールするスタイルは、激変する現代の音楽産業において先駆的なモデルケースとなっている。
五木プロモーションは単なるマネジメントにとどまらず、伝統的な日本の歌を未来へ継承するための公演プロデュースや若手歌手の育成にも注力する。CDの売り上げが低迷し配信が主流となる時代にあっても、生の舞台が持つ熱量にこだわり、質の高い興行を成立させ続ける手腕は業界内でも高く評価されている。
NHKオンデマンドで再注目される名唱『契り』と演歌・歌謡曲の普遍性
映画の主題歌として五木自らが作曲を手がけた1982年の名曲『契り』。壮大なメロディと胸に迫る歌詞を持つこの楽曲は、近年、デジタル配信やアーカイブ映像を通じて若い世代の間で再評価の波が広がっている。
過去の名演がいつでも視聴できるNHKオンデマンドなどを通じ、往年の圧巻のパフォーマンスに触れたリスナーが「本物の歌唱力」に衝撃を受けるケースが相次いでいるのだ。昭和から脈々と受け継がれてきた演歌や歌謡曲のエッセンスは、決して過去の遺物ではない。78歳を迎えてもなお現役として歌い続ける五木ひろしの存在そのものが、日本の歌が持つ普遍的な力強さを雄弁に物語っている。 (出典: 五木 ひろし は 何 歳(Yahoo!ニュース))