イモトのWiFi社長・西村誠司の年収と逆転劇!にしたん誕生秘話
イモト の wifi 社長として知られる西村誠司氏の名を耳にして、単なる通信ベンチャーの経営者だと思う人はもう少ないはずだ。海外渡航需要が消失し、月商数億円規模の主力事業が突如として水泡に帰したあの未曾有の危機。多くの企業が守りを固めて雇用調整に追われる中、彼が下した決断はあまりにも異端で、そして劇的だった。
経済番組やSNSで豪快な語り口を披露するイモト の wifi 社長だが、その本質は勝負勘に優れた冷徹なリアリストである。エクスコムグローバル株式会社を率いてモバイル通信業界のトップランナーへ上り詰め、地獄の底から医療ビジネスへの越境で大逆転を果たした男の頭脳には、一体どんな勝算が描かれていたのか。
西村誠司の波乱万丈な経歴と桁違いの推定年収・資産規模
愛知県の地方都市で育ち、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)での勤務を経て起業の世界へと身を投じた西村氏。決して順風満帆なエリートコースを歩み続けてきたわけではない。インターリンク(現エクスコムグローバル)創業初期には資金ショートの危機や詐欺被害など、幾度となく倒産寸前の修羅場をくぐり抜けている。
そうした幾多の逆境を跳ね除けて築き上げた現在の推定年収や資産規模は、日本の経営者の中でも突出している。自社株の大半を保有する非上場オーナー企業としての強みを活かし、役員報酬や配当を含めた年収は数億円から数十億円規模と目される。都内屈指の超高級住宅街に構える大豪邸や、メディアで公開される桁外れのプライベートコレクションは、自らの才覚一つで資本主義をサバイブしてきた証左といえる。
売上98%減からの奇跡——「にしたんクリニック」を短期間で立ち上げた舞台裏
2020年春、パンデミックの直撃によって主力の海外用Wi-Fiレンタル事業「イモトのWiFi」の売上は前年比98%減という壊滅的打撃を受けた。固定費だけが容赦なく流出していく絶望的な状況下で、西村氏が目をつけたのが「PCR検査」だった。
当時、一般人が気軽に検査を受けられる環境は国内に皆無に等しかった。西村氏は医療法人と提携を結び、自社のコールセンター網、受発注システム、物流ノウハウをそのまま転用する形で「にしたんクリニック」のPCR検査サービスを電光石火で構築した。着想からわずか数か月でのサービスローンチ。誰もが呆気にとられるスピード感で事業を立ち上げ、数十億円規模の月商を叩き出すドル箱事業へと育て上げたのだ。沈みゆく船から逃げ出すのではなく、船のエンジンを丸ごと換装して荒波を突き進むような離れ業だった。
郷ひろみ起用のテレビCM戦略とYouTubeを巻き込むメディアジャックの真髄
新規事業を軌道に乗せる上で、西村氏のマーケティング手腕が遺憾なく発揮されたのが広告戦略だ。「にしたんクリニック」の知名度を一気に全国区へと押し上げたのは、スター・郷ひろみ氏と女性芸人トリオ「3時のヒロイン」を起用したインパクト抜群のテレビCMだった。
タンゴ調のリズムに合わせたキャッチーなフレーズと耳に残るダンス。一見すると医療機関の広告とは思えないポップな仕掛けは、瞬く間に大衆の記憶へ刷り込まれた。さらにテレビだけでなく、YouTubeのビジネス系チャンネルやインフルエンサーとのコラボレーションを巧みに展開。ネット上のバズを瞬時にテレビの露出と連動させるメディアミックスにより、圧倒的なブランド認知を獲得したのである。
『ガイアの夜明け』も追ったエクスコムグローバル独自の企業経営・スタートアップ論
テレビ東京系の経済ドキュメンタリー番組『ガイアの夜明け』をはじめ、数々のメディアが西村氏の密着取材を行ってきた。カメラが捉えたのは、指示待ちを一切許さない徹底した現場主義と、即断即決を信条とする独自の企業経営スタイルだ。
一般的なスタートアップや大企業のように何重もの稟議を通す時間はない。「良いアイデアならその場で決裁し、翌日には動く」というアジャイルな意思決定こそが、エクスコムグローバルの競争力の源泉である。西村氏の経営論は、過剰なリスクヘッジに縛られてスピードを失った日本のビジネス界に対して、極めて鋭い問題提起を突きつけている。
モバイル通信業界の激震とイモトアヤコとの強固な信頼関係
タレントのイモトアヤコ氏をブランドキャラクターに据えた「イモトのWiFi」は、かつてモバイル通信業界におけるプロモーションの金字塔となった。タレントの名前をそのままサービス名に冠するという前代未聞のブランディングは、業界内外に大きな衝撃を与えた。
西村氏とイモトアヤコ氏の関係は、単なるビジネス上の契約関係を超えている。事業が未曾有の苦境に立たされた際にも両者の絆が途切れることはなく、渡航制限が解除された後のブランド再始動時にも彼女の笑顔が再びプロモーションを飾った。タレントへの誠実なリスペクトと義理堅さもまた、西村氏が多くの人を惹きつける要因の一つだ。
医療・通信の枠を超える次なる野望と最新戦略
コロナ禍の特需が落ち着いた現在も、エクスコムグローバルは立ち止まる気配を見せない。にしたんクリニックは単なる検査機関から、美容医療や不妊治療、先進医療分野へと領域を急拡大させている。全国の主要都市でのクリニック展開を加速させ、洗練されたホスピタリティを提供する新たな医療体験を創出中だ。
同時に、回復したインバウンド・アウトバウンド需要を捉える通信事業の再強化に加え、ウェルネス領域や新規テック事業への投資も積極的に進める。既存の業界ルールに囚われず、常に大衆の潜在的な不満や不便を解消する「次の一手」を打ち続ける西村誠司氏。稀代の勝負師が描く青写真は、これからも日本のビジネスシーンを大きく揺るがし続けるはずだ。 (出典: イモト の wifi 社長(Yahoo!ニュース))