トータルテンボス藤田の愛車ヨンフォア!旧車愛と衝撃カスタム
トータルテンボス 藤田 バイクの熱狂的な世界は、単なるタレントの趣味という枠組みを遥かに飛び越えている。吉本興業を代表する実力派漫才コンビ「トータルテンボス」のツッコミとして知られる藤田憲右。彼が心血を注ぎ、長年慈しんでいるマシンが、日本の二輪史に燦然と輝く名車「ホンダ・CB400FOUR」だ。爆発的な笑いを生み出すステージを降りた瞬間、彼は一人の純然たる単車乗りへと戻る。
テレビや劇場の舞台裏で見せる顔とは一線を画し、ガレージでオイルの匂いに包まれる姿は筋金入りだ。ファンの間でも語り草となっているトータルテンボス 藤田 バイクにまつわる数々のエピソードには、旧車特有の気難しさに翻弄されながらも走り続ける男のロマンが凝縮されている。
昭和の名車ホンダ・CB400FOURへの偏愛とこだわり
藤田憲右が相棒として選んだホンダ・CB400FOUR、通称「ヨンフォア」は、1970年代半ばに登場した伝説的な中型ロードスポーツである。美しい曲線を描く4イン1の集合マフラーと、カフェレーサースタイルを色濃く反映した低いハンドルバー。当時の日本の二輪デザインにおける最高傑作の一つとして、今なお世界中に愛好家を持つ。
藤田がこのマシンに惹かれた理由は、単なるノスタルジーではない。機械としての荒削りな鼓動感、現在の電子制御満載のマシンでは決して味わえない「人間が操縦している」というダイレクトな手応えにある。アクセルを捻れば、4ストロークSOHC4気筒エンジンが小気味よい金属音を奏でる。彼はそのサウンドと振動に惚れ込み、長年にわたって愛情を注ぎ込んできた。
旧車ファン驚愕!細部まで研ぎ澄まされたカスタム仕様の全貌
藤田の愛車を語る上で外せないのが、随所に散りばめられた独自の旧車カスタムだ。単にヴィンテージパーツを組み込むだけでなく、当時の雰囲気を極限まで崩さずに実用性と美しさを両立させている。その完成度の高さには、目の肥えたバイクショップの職人や旧車マニアたちも舌を巻く。
車体のシルエットを決定づけるマフラーには、ヨンフォア特有のエキゾーストノートを極限まで引き出す集合管を採用。吹け上がりの鋭さと低回転時の重厚な重低音が絶妙なバランスを保つ。さらに、足回りやブレーキシステムは安全面を考慮しながらもしっかりと時代考証がなされており、ハンドル位置やステップのミリ単位のセッティングに至るまで藤田自身の体格とライディングスタイルに合わせて煮詰められている。
外装の塗装も、過度な派手さを排した渋い仕上がりだ。経年変化によって生まれた金属の風合いを活かしつつ、丁寧に磨き上げられたエンジンの冷却フィンやメッキパーツが鈍い光を放つ。まさに「走る美術品」と呼ぶにふさわしい佇まいを誇っている。
YouTube「SUSHI★BOYS」でも話題!爆笑と哀愁のツーリング秘話
トータルテンボスの公式YouTubeチャンネル「SUSHI★BOYS」や関連コンテンツでも、バイクにまつわる企画は屈指の人気を誇る。相方の大村朋宏をはじめとする仲間たちとのバイクツーリングは、常に笑いとトラブルが隣り合わせのロードムービーさながらだ。
絶景のワインディングを目指して出発したものの、途中で旧車特有の機嫌の悪さに見舞われて路肩に緊急停車。プラグのチェックやかぶりを直す藤田の焦る姿を、大村が絶妙なイジりで盛り上げるシーンはファンの間で定番となっている。トラブルすらも最高のエンターテインメントへと昇華させてしまうのは、二人の強烈な信頼関係と、藤田のバイクに対する底抜けの愛情があるからに他ならない。
お笑い界きっての旧車乗りが直面する「維持と修理」のリアル
お笑い界にはバイク好きを公言する芸人が数多く存在するが、半世紀近く前のヴィンテージ車を日常的に走らせ続けることは容易ではない。純正パーツの枯渇、キャブレターの同調の狂い、突然の電装系トラブルなど、旧車オーナーには絶え間ない試練が降りかかる。
藤田も例外ではない。忙しいスケジュールの合間を縫ってメンテナンスに時間を割き、信頼できるメカニックと相談しながら一つひとつの不具合を克服してきた。故障して動かなくなるたびに頭を抱え、それでも修理を終えて再びエンジンに火が入った瞬間の喜びは何物にも代えがたいという。その愚直なまでの情熱が、彼のバイクライフをより強固なものにしている。
日本のオートバイ産業が生んだ名作への敬意とカルチャーの継承
1970年代から80年代にかけて世界を席巻した日本のオートバイ産業。当時、技術者たちが心血を注いで世に送り出した名車たちは、単なる工業製品を超えて一つの文化を築き上げた。藤田がCB400FOURに乗り続ける行為は、その古き良き日本のモノづくり精神に対するオマージュとも受け取れる。
近年、旧車の価値が高騰し投機対象として扱われることも少なくない中、藤田のスタンスは一貫している。「走らせてこそバイク」。雨風に晒されながらもアスファルトを駆け抜け、自らの手で風を切る。その真っ直ぐな姿勢は、若い世代のライダーや往年のバイクファンにも強い共感を呼んでいる。
相方・大村朋宏との関係性とこれからのバイクライフ
トータルテンボスというコンビが結成以来、常に第一線で笑いを届け続けてこられた背景には、お互いのプライベートな情熱を認め合う懐の深さがある。大村の仕掛ける容赦ないいたずらに翻弄されつつも、藤田がバイクのハンドルを握るとき、そこには芸人としての重圧から解放された純粋な自由がある。
劇場での漫才、メディア出演、そしてYouTubeでの挑戦。多忙を極める日々のなかで、ヨンフォアのシートに跨がる時間は彼にとってかけがえのないエネルギー源だ。これからも藤田憲右は、自慢の愛車とともに風を切り、笑いとロマンを追い求めながら走り続けていくに違いない。 (出典: トータルテンボス 藤田 バイク(Yahoo!ニュース))